大相撲夏場所(5月8日初日、東京・両国国技館)に向けた関取衆らによる合同稽古の2日目が22日、国技館の相撲教習所で行われ、小結豊昇龍(22=立浪)が熱のこもった稽古を行った。平幕の大栄翔や逸ノ城らと17番取って10勝7敗。「昨日より体が動いていたし、合同稽古でいい幹事に稽古できていると思います」と充実感を口にした。

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、今年初めてとなった合同稽古。全4日間に参加予定で「もう少し番数をと取りたかった。明日、明後日と(番数を)増やしていきたいと思います。出稽古ができないので、合同稽古をしてもらって本当に感謝しています。最後までしっかりやりたい」と貴重な他の部屋の関取衆らと合同稽古を有り難がった。

3月に幕を閉じた春場所は、新小結で臨んで勝ち越した。おじの元横綱朝青龍からは「しっかり(相撲を)取ってくれと言われている」といい、1月の初場所後には顔を合わせたという。「いつも応援してもらっているので頑張りたい」と普段、厳しく接してくれるおじに負けじと、さらなる番付上昇を狙う。