十両は東筆頭の竜電(31=高田川)が千秋楽を待たずして優勝を決めた。幕内で取組が組まれ、妙義龍をもろ差しから寄り切り、12勝2敗とした。

「よかったと思います。落ち着いて相撲がとれている」と今場所を振り返り、幕内復帰確実な来場所に向けては「前に出るいい相撲をとっていきたい」と語った。

竜電は外出禁止だった期間に女性と会う目的で外出を重ねた、新型コロナウイルス対策のガイドライン違反により、3場所の出場停止処分を受けた。西幕下47枚目で復帰した昨年九州場所から順調に番付を戻し、十両優勝は13勝2敗の今年春場所に続く2度目となった。