6日目に引退届を提出、受理された元大関栃ノ心のレバニ・ゴルガゼさん(35)が、NHKの大相撲中継にゲストとして出演した。現役時代のしこ名「栃ノ心」として紹介され、18年初場所で初優勝した際の様子などを映像で振り返った。優勝を決めた同場所14日目の松鳳山戦は「勝てば優勝というのは緊張しました。同期生が相手だったので、本当に緊張しました」と、当時の心情を明かした。

優勝した後、部屋に戻って春日野親方(元関脇栃乃和歌)から水つけされたシーンが流れると“秘話”も明かした。水つけの後、握手しようと右手を差し出した師匠に、栃ノ心は抱きついて喜びを爆発させた。直後に、春日野親方は、涙を流して喜んだ。この場面について「何か言葉を交わしたのですか?」と問われると、ゴルガゼさんは「ここまで本当にありがとうございました、って言いました。心からの自分の気持ちを伝えました」と、師匠の涙を誘った言葉を打ち明けていた。

春日野部屋関係者によると、引退した後も、春日野部屋に行き、現役力士に胸を出すなど、後進の指導に一役買っているという。

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