大関経験者で東前頭4枚目の高安(35=田子ノ浦)が、またも悲願の初優勝を逃した。決定戦で大関大の里(24=二所ノ関)に送り出しで敗れ、またしても賜杯に届かなかった。

高安の悲劇に、X(旧ツイッター)では惜しむ投稿が相次いでいる。

ベストポストに選ばれたのは「稀勢の里は初優勝まで数々の試練を経験して相当苦労したが、同じ部屋の弟弟子の高安は稀勢の里以上に初優勝と縁がなく、人生最大の初優勝のチャンスの最後の関門が、大の里という稀勢の里が引退後に育てた愛弟子というのはあまりにも運命的で残酷だし、シェイクスピアでさえこんなシナリオは描けない」というものだった。

他にも「高安の優勝見たかった…(大の里、何も悪くないんやけどね)」「高安、技能賞たからインタビューあったのか、よく出てくれたな。旭天鵬は37歳で優勝したんだから、高安も続けていればチャンスはある」「興行としたら高安が優勝する方がお客さんは喜んだかもしれない。でも、真剣勝負の大相撲は時に残酷な結果になる。これも大相撲の良さなんですよ」などのポストがされている。

高安は、本割では小結阿炎(錣山)上手出し投げで下して3敗を死守。結びの一番で、同じく12勝の首位で並んでいた大の里が、大関琴桜(佐渡ケ嶽)に敗れた場合は初優勝が決まる状況に持ち込んだ。その取組は見ずに吉報を待ったが、決定戦へ。気合を入れ直して真っ正面からぶつかり、力尽きた。優勝同点・次点は9度目の無念となった。

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