SKE48宮前杏実(18)が7日、名古屋のSKE48劇場で行われた公演で、事務所移籍とグループ卒業を発表した。

 最後の曲を歌い終わった後、「移籍発表と卒業発表を今、させていただきたいと思います」と切り出した。

 「女優を目指していたんですけど、サンオフィスという事務所が声をかけて下さいました。今日も大先輩の布施博さんが来てくださって、ありがたいんですけど、移籍をさせていただくことになりました。それに伴って卒業発表をさせていただきます」

 卒業日などは決まっておらず、「ここまで来られたのも、ファン、スタッフ、メンバーの皆さんのおかげだと思います。まだまだ終わりではないので、引き続き、ご指導と応援のほど、お願いします」と続けた。

 宮前はSKE48の5期生として、11年に初お披露目された。運動神経の良さから、グループ指折りのダンスメンバーとして活躍。14年発売のシングル「12月のカンガルー」では、初選抜ながら北川綾巴と初センターに大抜てきされた。

 笑顔で卒業発表した宮前は、放心状態の北川をやさしく抱き寄せた。昇格したばかりの杉山愛佳が泣き始めると、少しもらい泣きしながら「泣かないのよ。うれしい発表なんだから」と言い聞かせていた。

 宮前は昨年の選抜総選挙で45位に入り、初のランクインを果たした。165センチの長身、テレビ番組で48グループの「うっとり美乳ランキング」の投票で3位に入るなど、スタイルの良さでも注目されるメンバーだった。