NGT48を運営するAKSは、メンバーの山口真帆(23)に対する暴行被疑事件について設置していた第三者委員会による調査結果の説明会を、22日午後に新潟市内で行った。

ムービーカメラ12台、報道陣が60人ほど駆けつけた会見には、同社の松村匠運営責任者兼取締役、NGT48早川麻依子劇場支配人、岡田剛副支配人が出席した。

松村氏は「応援してくださるファンの皆様、多大なるご迷惑、ご心配をおかけしたことを心よりおわび申し上げます。山口をはじめ、メンバー、ご家族の皆さまに、セキュリティーの不備があったために、山口の事件が起きてしまったことを反省しております」と謝罪した。

メンバーには20日、メンバーの家族には21日に調査書を報告したという。山口については「被害者でもあるし、心に傷を負っていることは間違いない。本人が理解、納得しているかにはまだ疑問がある。今後もコミュニケーションをとって、フォローをしていきたい。(まだ本人が)納得しているという認識ではない。しかるべき人間が対応している。今後もやっていきたい」と話した。

会見中には、山口本人と思われるツイートが行われ、運営と山口本人のコミュニケーション不足が露呈する形となり、松村氏は「(ツイートのことで)事実ではないこともある。(謝罪の)要求はしておりません。コミュニケーションをとってきたつもりだけど、不足していると思う。被害を受けたのは彼女。この事態を発生してしまったのは事実。我々の体制を整えていくことを、約束したい」と話した。

今年に入って、山口が動画サイトやツイッターでの投稿をきっかけに、昨年12月に起こった事件が発覚。2月に第三者委員会の設置を発表。前日21日に報告書を公表し、事件へのメンバーの関与を否定するとともに、男性2人への民事上の法的処置を検討していることを明らかにした。