エース松井珠理奈(23)の卒業も決まっているSKE48に期待の新星がいる。国内の48グループでも最年少で、現在小6の林美澪(11)。19年の年末にお披露目された10期研究生だ。

今月3日に発売された最新シングル「恋落ちフラグ」はグループの68人全員が参加したが、収録曲で珠理奈がプロデュースしたユニット「Black Pearl」の一員にも抜てきされ、輝きを放っている。

シングル発売にあたっての取材で、珠理奈と須田亜香里(28)との鼎談(ていだん)を行った。SKE48のデビュー時にはまだ生まれていなかった林だが、大先輩2人を相手にしても、堂々と受け答えする姿が印象的だった。

グループの今後について話が及んだ時。珠理奈が「みんなでセンターの奪い合いをしてほしい。誰じゃなきゃいけないという正解はないし、入ったばかりだからやってはいけないということでもない」と言った。話の流れからも、こちらから林に話を振って、あわよくば「センター宣言」してくれるかな…なんて思っていると、林自ら「10期だから…ではなくて、センターは誰が立ってもおかしくないと思うので、頑張りたいと思います!」と意気込みを語ったのだ。

グループ加入前からキッズダンサーとしてドームのステージに立ったこともあり、経験豊富ではあるが、堂々とした振る舞いに珠理奈も「すごい! いいじゃん!!」と目を細めた。まだ研究生で、これからアイドルとしてさまざまな経験を積んでいく必要はあるが、期待を抱かせるには十分な発言だった。

今回の取材では、珠理奈と須田からも表情の見せ方など“奥義”も授かった。今後のセンター争いも楽しみだが、林がどんなアイドルになっていくのかも楽しみだ。【大友陽平】