英王室のヘンリー王子と婚約間近と伝えられる女優メーガン・マークル。年下の王子のハートをつかみ、遠距離恋愛を実らせてテレビドラマの女優からプリンセスへの階段を駆け上ろうとしているマークルっていったいどんな人物なのでしょう。

 アフリカ系アメリカ人の母と白人の父との間に生まれたマークルは、ロサンゼルス出身。大学では演劇と国際関係を同時に専攻し、卒業後はアルゼンチン・ブエノスアイレスの米国大使館でインターンをしていた才女として知られています。2002年にドラマ「ジェネラル・ホスピタル」で女優デビューし、その後も「CSI:ニューヨーク」や「新ビバリーヒルズ青春白書」などにゲスト出演。2011年に米人気ドラマ「SUITS/スーツ」のメインキャストの1人レイチェルに抜てきされてブレーク。私生活では、7年間の交際の末にプロデューサーのトレバー・エンゲルソン氏と2011年に結婚しますが、ドラマの撮影のためにカナダ・トロントに長期滞在することとなり、ロサンゼルスに住む夫とは遠距離婚になったことからすれ違いが生じて13年に離婚しています。

 ヘンリー王子との出会いは昨年5月に王子が2014年に始めた負傷兵のための国際イベント「インビクタス・ゲーム」のプロモーションでトロントを訪れた時だったといわれています。知人の紹介で出会った2人はすぐに意気投合。その翌月にはマークルはヘンリー王子のプライベートなSNSをフォローし、夏にはロンドンに旅行に出かけてバッキンガム宮殿の外で撮影した写真などを自身のインスタグラムにアップ。この頃から2人がおそろいのブレスレットをしていたことなどから、あっと言う間に熱愛のうわさが広まりました。ヘンリー王子は以前から「SUITS/スーツ」のファンで、なかでもマークル演じるレイチェルに夢中だったこともあり、出会ってすぐに極秘デートを重ねるようになったといわれています。マークルは撮影の合間を縫ってはトロントからヘンリー王子の住むロンドンを頻繁に訪れ、静かに愛を育んできました。

 しかし、交際当初はマークルに離婚歴があり、3歳年上で有色人種であることなどから英王室は「王子の相手にはふさわしくない」と結婚に反対しているといわれていましたが、ヘンリー王子が交際発覚から数カ月後に異例の交際宣言。英王室は、マスコミの過剰報道などでマークルが嫌がらせの標的になっていることに対して身の安全を案じ、王子が彼女を守ることができないことに失望していると声明を発表したのです。そして、マークルは一気にお妃候補として時の人となりました。

 2人はその後も順調な交際を続け、今年5月にはキャサリン妃の妹ピッパ・ミドルトンさんの結婚パーティーに王子と共に出席。9月にはインビクタスのテニスの試合を仲良く一緒に観戦し、昨年11月に交際宣言をして以来初となる公の場でのツーショットも披露しました。そんな2人は、今年8月にアフリカのボツワナ共和国にバカンスに出かけてマークルの36歳の誕生日を一緒に祝ったといわれていますが、そこでプロポーズをしたのではないかといわれています。ヘンリー王子は父親のチャールズ皇太子はもちろんエリザベス女王にもすでにマークルを紹介済みで、人道主義者として様々な慈善活動にも積極的に取り組むマークルを女王も気に入ったといわれており、正式に婚約が発表されるのも時間の問題とみられています。

 マークルは現在、トロントで「SUITS/スーツ」シーズン7を撮影中ですが、来年製作・放送予定のシーズン8には出演しない意向をテレビ局側に伝えたと報じられており、ヘンリー王子との結婚に向けて同シリーズから降板して女優業を引退する意思を固めたといわれています。今月中には撮影が終了するマークルは、クランクアップ後は王子が暮らすケンジントン宮殿内にあるノッティンガム・コテージに引っ越し、早ければ年内にも婚約が発表される可能性もありそうです。来年はウィリアム王子とキャサリン妃の第3子誕生とヘンリー王子の結婚というおめでたい行事に英国が沸く1年になりそうです。