乃木坂46賀喜遥香(21)が、明日31日発売の30枚目シングル「好きというのはロックだぜ!」で自身2度目のセンターを務める。開催中の「真夏の全国ツアー」でもグループの中心で活躍。夏らしい“かっきースマイル”全開で見る者を魅了していく。

しっとりとした美しさの乃木坂46の賀喜遥香(撮影・中島郁夫)
しっとりとした美しさの乃木坂46の賀喜遥香(撮影・中島郁夫)

「好きというのはロックだぜ!」は、愛の力をストレートに歌ったロックナンバーだ。「何かを好きになる気持ちが人生を変えてくれるんだよ、というすてきな曲。好きになる対象は人じゃなくても、物とか趣味とかでもいいと思うんです」と説明した。既に全国ツアーでも披露しており、「『好きになってくれ』という歌詞もあるので、乃木坂のことや、メンバーの誰かのことを好きになってほしいな、と思いながら歌っています」と明かした。

パフォーマンス中のスマイルも大きな特長の1つだ。屈託のない笑顔で、ファンやメンバーからも愛されている。「これまでの人生でそんなことを言われたことがなかったので、乃木坂に入って見つけていただいた自分の良さだと思います」と感謝。「あ、でもそういえば歯医者さんにだけは『口角が上がってていいね』って褒められたことがありました!」と思い出して、ニッコリ笑った。

曲の序盤やサビでは観客がタオルを回し、会場が一体となる。「皆さんが回している姿がよく見えるんです。客席がタオルで真っ白になっていて」と喜んだ。「最初は私たちも慣れなかったんですけど、公演を重ねていくうちにどんどん回してくださるようになって、一緒に作り上げていく感じがしてうれしかった」と笑った。

昨年9月発売の28枚目シングル「君に叱られた」以来2作目のセンター。「前回は、自分で自分の首を絞めてしまったというか。ネガティブなほうに自分を引っ張ってしまった部分がありました。(戸惑って)眉毛がずっとハの字になってしまって…」と回想。「今は、ちょっとずつ心の持って行き方は見つけられているのかな、と思います。眉毛のことも言われなくなりました」と笑った。

乃木坂46では12年2月のデビュー以来、卒業生を含めて計14人のセンターが誕生しているが、複数回務めたのは賀喜含め6人に限られる。「向いてないなって思うことのほうが多くて…。それは根本的な性格なので、今も正直変わっていないんです」と打ち明けた。

「性格は変えられないけど、乃木坂も好きだし、メンバーも好きだし、その好きなグループに貢献したいから頑張りたいって思うから。今までは褒めていただいても『いやいや、逆にすみません…』みたいな感じだったんですけど、今は少し素直に受け入れられるようになったし、性格を無理に変えようとしなくてもいいんだ、と思えるようになりました」

優しい笑顔の乃木坂46の賀喜遥香(撮影・中島郁夫)
優しい笑顔の乃木坂46の賀喜遥香(撮影・中島郁夫)

29日から31日まではツアーファイナルの神宮球場公演を開催中。「『好きというのはロックだぜ!』は収録曲も盛り上がる曲が多いので、今年の夏しか味わえないようなライブにしたいです! 神宮でもタオルが回る景色が見られたらいいな」。8月8日に21歳になった“夏女”。乃木坂46が結成11周年を迎えた2022年の夏は、まだまだアツい。【横山慧】

◆賀喜遥香(かき・はるか)2001年(平13)8月8日大阪府生まれ、栃木県出身。愛称「かっきー」。6月発売のファースト写真集「まっさら」は累計発行20・5万部。166センチ。血液型A。