女優橋本環奈(24)が来年24年度後期NHK連続テレビ小説「おむすび」のヒロインに決まり、9日、大阪市内で意気込みを語りました。“平成時代のギャル”をイメージした栄養士役に「よく食べて、よく寝て頑張りたい」と話しています。

来年度後期朝ドラのヒロイン、橋本環奈が会見(撮影・村上久美子)
来年度後期朝ドラのヒロイン、橋本環奈が会見(撮影・村上久美子)

昨年は帝国劇場「千と千尋の神隠し」で初舞台を踏み、見事な座長ぶりで全国5都市102公演を完走。年末にはNHK紅白歌合戦の司会も高い評価を集めました。今年もTBS火曜ドラマ「王様に捧ぐ薬指」で連ドラ初主演を務め、先ごろは「千と千尋」の英ロンドン公演(来年4月~7月)も決まったばかり。快進撃が続く中での朝ドラヒロイン発表となりました。

大舞台に次々と起用される橋本さんの魅力は、「強心臓と勘の良さ」に尽きると思います。

舞台「千と千尋の神隠し」制作発表に出席した上白石萌音(左)と橋本環奈(2021年撮影)
舞台「千と千尋の神隠し」制作発表に出席した上白石萌音(左)と橋本環奈(2021年撮影)

「千と千尋」の取材会では、演劇未経験者が帝国劇場で主演初舞台、という胸の内に質問が集中しましたが「私、緊張ってしないんですよ」とケロッと笑っていました。決してハッタリではなく、コロナ禍で苦労の多いけいこ場を通常運転の明るさで引っ張り、演出家ジョン・ケアード氏が「環奈のいる場所は、大きな笑い声がするからすぐ分かる」と全幅の信頼を寄せていたのは有名な話です。

紅白の司会も同様です。司会に抜てきされた女優は緊張から多少声がうわずったりするものですが、彼女の臨機応変で生き生きとした司会ぶりは、紅白を取材してきた放送担当記者の間でも大きな話題になっていました。

大プロジェクトばかりでなく、勘の良さはCM発表会など1時間くらいのイベントでも発揮されています。質問をしっかり理解し、おもしろおかしく答えるのがうまいので、イベントを盛り上げたい進行MCもやりやすそう。フォトセッションでも、声をかけそびれたカメラマンに「目線要りますか?」と声をかけたり、小道具の誕生日ケーキが見えやすいように「傾けましょうか」とその場で工夫したり。明るい気配りで現場が滞りなく進む様子は圧巻です。

バースデーケーキに笑顔の橋本環奈(2020年撮影)
バースデーケーキに笑顔の橋本環奈(2020年撮影)

ドラマ、映画の現場でも、撮影はほぼ一発OKと聞きます。多忙な中、あらゆる台本をどう覚えているのか分かりませんが、演じるキャラクターと、監督が求めるものを正確に理解していないとできないことです。魔法使いではないので、見えないところでの努力は必ずあり、それを楽しめる人なのだと思います。

長丁場の朝ドラを任せるにはパーフェクトな人材で、発表を聞いて、こちらも「ですよね」という感じ。「よく食べて、よく寝て頑張りたい」という抱負は、額面通りに達成されると思います。

【梅田恵子】(ニッカンスポーツ・コム/芸能記者コラム「梅ちゃんねる」)

おむすびポーズを求められ、即興で形を作った橋本環奈(撮影・村上久美子)
おむすびポーズを求められ、即興で形を作った橋本環奈(撮影・村上久美子)