フジテレビ元アナウンサーの長谷川豊(39)が16日、ブログを更新。鳩山由紀夫元首相のクリミア半島訪問による一連の騒動について「騒いでんの、日本人だけじゃん」と、過熱するバッシングや報道に苦言を呈した。

 鳩山氏は10日、日本政府の反対を押し切りロシアが編入したウクライナ南部クリミア半島を訪問。この行動に対し政府は旅券没収の強制措置案も検討するなど強く批判し、各メディアも一斉に報じた。

 この騒ぎについて長谷川は、ロシア在住の知人や、米高官が鳩山氏の行動に不快感を表明したという米ニューヨークにいる記者などに連絡し、現地でどのように報じられているかを尋ねたところ、「え?そんなことあったの?全然知らなかったんですが…」「いや、こっちでは全然報じられてはいないよ」との返答があったという。

 「どうした?なんだ?この日本の温度感。日本ではヤフートップに何度も取り上げられ、テレビでも報じられ、政治家は与野党問わずに怒りのコメントを発表し、まるで大変なニュースなように報じられているんですが…騒いでんの、日本人だけじゃん」と違和感を示した長谷川。鳩山氏の行動については「もちろんNGな行為ですよ」と断った上で、鳩山氏に対し「国益を損なう」などとする過剰なバッシングについて、元総理という肩書はあるもののその任期の短さをあげ「鳩山さんって、そこまで影響力ある人だったっけか?」「彼の言動が日本を代表するわけないような気がするのは僕だけなのでしょうか?」と疑問を呈した。 

 そして最後に「鳩山さんの話なんて。ニュースで取り上げる話でも、政治家がコメントするような話でもありません。ほっときゃいいだけの話です」と私見をつづった。