気になる静岡県テレビ局アナウンサーを紹介する連載「静岡アナ 気になリスト」。SBS牧野克彦アナ(39)の「その3」です。プライベートでは清水の女性と結婚し、1児を持つ健康マニア。仕事ではニュースを担当しつつ、子供たちに勇気を与え、喜びを得ていました。

 -SBSに入社し、結婚も静岡で

 はい。2011年に結婚しました。妻は清水の出身です。1歳5カ月の息子がおり、休みの日は公園で滑り台を一緒に滑ったりしています。

 -趣味は

 健康マニアなんです。最近だと「男のヨガ教室」に参加し、健康に良いと聞き、40分間ほど逆立ちポーズをしていたら、頭に血が上りすぎて目が見えにくくなってきました(笑い)。やり過ぎはよくないですね。

 -体に気を使っている

 健康がベースだと思い、最近、自転車通勤に変えました。大学ではトライアスロン部で、当時20万円で買った自転車を通勤で使っています。他にも山登りをしたり、免疫力が上るショウガの菓子を持ち歩いたり、「マヌカ蜂蜜」を寝る前になめてノドをケアしたり、ネギを首に巻いて寝たり。

 -いいと聞いたら全部、試してみたくなる

 趣味=健康の追求ですね(笑い)。

 -今はニュース中心

 「イブアイしずおか」のニュースキャスターとして、取材もしています。「静岡愛」が番組のテーマです。キャスターとして、批判をすることもあるかもしれませんが、その根底には静岡に良くなって欲しいという思いがあります。番組としても、個人としても「静岡県の最強の応援団」が目標。他県から来たからこそ見える静岡の良さが、多くあると思っています。

 -やりがいのある仕事ですね

 はい。最近はSBSのスタジオ見学に来る小学生の前で話すことがあります。子供の頃、言葉にコンプレックスがあったけれど、アナウンサーになれたという話をしたら、「私でもなれますか?」と。なので、「アナウンサーは原稿を読みながら、その1行、2行先をスッと左目で見ながら、全体的に少し先まで見て読んでいるんだよ」と教えてあげたら、後日、その子から「まき野さんに言われたことをやったら、すごくすらすら読めるようになりました」「アナウンサーになりたい」という手紙をもらいました。苦手だから諦めている子供たちが多いと思うんですけど、僕自身も勇気をもらいました。

 -人の役に立ったことを感じた瞬間ですね

 そういう瞬間って、たまらないですよね。この仕事をやっていて良かったなと思いました。【柳田通斉、鈴木正章】(おわり)

 ◆牧野克彦(まきの・かつひこ)1976年(昭51)9月28日、京都府生まれ。同志社大商学部卒。99年、瀬戸内海放送入社。03年からSBSへ。担当は「イブアイしずおか」のニュースキャスター、スポーツ中継など。血液型O。