プレーバック日刊スポーツ! 過去の6月21日付紙面を振り返ります。1997年の同日は、人気俳優の勝新太郎さんが死去し、日刊スポーツからも号外が出ました。
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映画「座頭市」「悪名」シリーズなどで強烈な個性を発揮し、大衆的な人気を集めた俳優の勝新太郎さん(かつ・しんたろう、本名奥村利夫=おくむら・としお)が21日午前5時54分、下咽頭(かいんとう)がんのため千葉県柏市の国立がんセンター東病院で死去した。65歳。勝さんは1996年(平8)夏、下咽頭がんで入院、いったん退院したが、97年1月から再び入院、治療を続けていた。79年には黒沢明監督と衝突して「影武者」を降板、90年には麻薬所持でホノルル税関に逮捕され、帰国後有罪判決を受けるなど、私生活でも映画の主人公そのままの奔放な行動で世間を騒がせた。妻は女優の中村玉緒(57)、兄は俳優の若山富三郎さん(92年死去)。
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勝新太郎さんが死去した21日の午後、日刊スポーツ新聞社では「勝新死す」と大見出しの号外4万部を東京、札幌の街頭で配布した。都内では銀座4丁目、有楽町マリオン前、新橋駅、渋谷のハチ公前などで配られた。土曜の買い物客などが手にした号外に見入っていた。「勝さんが亡くなったのか」と寂しそうに話す年配の男性や、「えー、本当なの」と若いカップルなど、生前幅広い年代に愛された勝さんをしのばせた。



