演歌歌手多岐川舞子(46)が19日、都内で、バースデーディナーショーを行った。

 24日が誕生日の多岐川にとってこのディナーショーは「年を重ねることに複雑なところありますが、1年で1番楽しみにしているステージ」であり、今年が通算13回目の開催となる。

 多岐川の母は1987年(昭62)に46歳でなくなっている。今年は亡き母の年齢を超えて初のバースデーディナーショーとなる。「母よりも長生きしたんだなと。77歳になる父も見に来てくれますが、いつまで自分のステージを見せられるかと思うと感慨深いものがありますね」としんみり話した。

 ステージでは「東京浪漫」を得意だというピアノを着物で演奏。「真っ赤な太陽」では昨年に続いてアルトサックスをドレス姿で披露した。「ドラムやバイオリンにも挑戦したいけど、ドラムは難しいでしょうね。でも、バイオリンはやってみたい」と挑戦意欲をみせた。

 再来年デビュー30周年を迎えるが、「来年は30周年前の大事な年。新鮮な気持ち、挑戦する気持ちを忘れず、ドキドキしながらも楽しいステージを展開していきたいです」と話した。

 この日は集まった約250人の観客に、約1時間半のステージで新曲「みそか酒」を含む全19曲を披露した。