タレントのウエンツ瑛士(31)が、都立高校の半数以上で生徒に「地毛申請書」を提出させているとして賛否を呼んでいる問題に、自身も高校入学時に同申請書を提出した経験から「結局、何がダメなのか」と首を傾げた。

 2日放送の「スッキリ!!」では、高校側が風紀上、生徒のパーマやカラーを判断する材料として、髪の毛を加工していないかを確認するために同申請書を提出させている現状を伝えた。

 コメンテーターのロバート・キャンベル氏は「髪を染めることが乱れだということが根本的にわからない。僕が多民族社会で育ったという背景もあるかもしれないけど、それにしても時代に全然そぐわないことだと思う」と指摘。さらに、学校時間外も身体的に管理監督する行為は生徒を萎縮させてしまうと懸念した。

 ウエンツは、茶色くカールした自身の髪を示し「地毛なんですけど、先に提出しました」と入学前に同申請書を提出したという。その上で、「逆に黒く染めることがダメなのか。黒く染めても怒られない。結局、何がダメなのかわからない」と疑問を投げかけた。