演歌歌手市川由紀乃(41)が2日、金沢市の主計町茶屋街にある「町屋金沢 菊乃や」で書に挑戦した。

 昨年、念願だったNHK紅白歌合戦に初出場。さらなる飛躍を目指し、現在の思いを漢字一文字に託そうと書道にチャレンジした。選んだ漢字は「演歌道」の「道」だった。

 「演歌の『道』を歩んでいくという自分の覚悟、気持ちを込めて書いてみました。いままで平らな道ばかりではなかったのですが、その道を自分がいかに歩いて行くかということをデビューして24年間の中で教えてもらいましたので、これからはできるだけ緩やかな道を歩いて行きたい。でも、そんな緩やかな道ばかりだと自分自身の身にならないことがたくさんあると思うので、あえて来た道を自分の中でまっすぐに歩いて行きたいという思いで書きました」。

 自己採点は「70点ぐらい」だという。

 これからもチャレンジ精神は失わないでいく。「これを機に、書もきちんと習っていきたいですし、俳句やお花にも挑戦してみたい。それは和の心、演歌の心にもつながりますので…。今日は、内面から自分を磨いていくといういい時間をいただきましたので、これからもそんな貴重な時間を作っていきたい」と話していた。