吉本新喜劇のベテラン、池乃めだか(73)が12日、大阪市内で、3年ぶりに復活する新喜劇座長・小籔千豊(43)主催の音楽フェス「コヤブソニック」(11月3~5日、インテックス大阪)会見に出席し、体調不良で検査を受けたものの、晴れて異常なしとの診断を受けたことを明かした。

 めだかによると「最近、体がしんどくて、やせてきた」ため、ゴールデンウイーク期間に休みをもらい、検査を受けた。「(体調不安は)思いこみやってんな。これが。昨日、晴れて何もないとのことで。やせたのは何でか? と聞いたら、ストレスです、と」。体調不安はストレスと言われ、安心したそうだ。

 もともと、心配性のめだかは、不安があれば、病院で検査を受けており、今回も、その流れだった様子。ただ、めだかの体調不良を知っていた関係者の間では、往年の盟友・間寛平が左鎖骨など複数箇所を骨折し、全治1カ月の重傷を負ったばかりで、新喜劇の“猿・猫”そろってのリタイアか-と心配されていただけに、スタッフにも安堵(あんど)が広がったようだ。

 そのめだかは、医師の「異常なし」診断を受け、3年ぶりの「コヤソニ」へ全力を約束。演歌、歌謡曲を歌わせたら新喜劇随一の歌唱力を誇るめだかは、これまでも、毎回、同フェスへ出演し、チャットモンチーの歌を歌うなどしてきており、今年も課題曲がある。

 「演歌ならまだしも、なんで毎回、若い子の歌を…と思ってたけど、やっぱり終わった後の達成感がある。1年に1度の試練。この2年、ほっとしてたのもあるけど、寂しかった」と、意欲を見せていた。