嵐の大野智(36)が1日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた主演映画「忍びの国」(中村義洋監督)の公開初日舞台あいさつに出席した。伊賀NO・1の忍者を演じた。

 スーツ姿で登場。「皆さんお忙しい中、見ていただいてありがとうございました。去年の夏撮ったので、暑かったんですけど、それを感じさせない演じどころだったんじゃないでしょうか」とあいさつした。映画出演は6年ぶり。初日を迎えた心境を聞かれ「1年前の夏、7月から撮影したので、ようやくって感じですね。ためて、ためてた、って感じです」と話した。

 大野の妻を演じた石原さとみ(30)は「見ていてワクワク、しましたよね? アクションシーン、女性の方が見てもすごくおもしろかったんじゃないかと思います」とあいさつし、拍手を浴びた。「大野さんが怒濤(どとう)のプロモーションを頑張ってくださる中で、微力ながら、取材や番組でご一緒させていただくこともあったんですけど、今日をもってプロモーション卒業というか。寂しい気持ちもありますけど、皆さんのところにお届けできるという温かい気持ちもあります」とほほえんだ。

 大野に憧れてジャニーズ事務所に入ったというHey!Say!JUMP知念侑李(23)は、「大野君と共演した映画が公開ということで、とてもうれしいです。デビューの時よりも、この仕事が決まった時のほうがうれしかったです」と告白。大野からは「ジャニーズ事務所に怒られるよ、そんなこと言ったら。心の中に秘めておけよ~」と突っ込まれると、「言っちゃいました」と照れ笑いしていた。

 その後は映画のタイトルにちなんで、「どのキャストの頭の中に忍び込みたいか」というテーマでトーク。大野を指名した石原は「いまだにわからないですね。大野さんって人が」と眉間にしわを寄せ、大野から「何が? 何が?」と問い詰められた。さらに「健康状態も含めて、内臓の部分とか。ちょっと猫背だから、肩こりなのかなと思うけど、こってないらしいし。アクションしているのに、アイシングもマッサージもせずに、ただ寝るだけで翌日けろっとしているし。頭を含めた痛みの神経とか、どうなっているのかなと。超人的な力ですね」と続けると、大野は「病気じゃないか。1回病院で調べてもらいますか」と笑わせた。

 一方の大野は、鈴木亮平(34)を指さして、「変態なんじゃないかな、と思ってます」と笑った。映画「HK 変態仮面」シリーズで主演した鈴木から「嵐は『変態仮面』が好きすぎる!」と突っ込まれると、「5人とも思っていることなんですよ。実際、どうなんですか?」とさらに尋ねた。「何をもって変態というかですけど、パンティーは被らないですよ。顔には。あれはあくまでも役ですから」とやんわり否定されると、「そうなんですか。ほかの4人に伝えておきますわ」と納得した様子だった。