主演の玉山は「恋愛モノはあまりやったことがなく、女優さんとずっと目を合わせることに気恥ずかしさもありますが、信夫として抱く感情を大事に、撮影に臨んでいます」。佐々木は不特定多数の男性と肉体関係を持つベッドシーンにも挑んだ。プライベートでは、アンジャッシュ渡部建(44)と4月に結婚。同じ新婚だが、セックス依存症の妻という難役に「すごい挑戦だな、とやりがいを感じますし、女優として新しい扉が開けている気もします」と意気込んでいる。

 ◆「雨が降ると君は優しい」(全8話) 出版社勤務の信夫(玉山)は月刊文芸誌の副編集長に就任し、多忙な日々を送る。妻の彩(佐々木)とは愛し合い、仲むつまじい夫婦生活を送っていたが、彩には秘密があった。まぶしく晴れた日に、赤いムカデになったような感覚になり、普段は着ない赤い服をまとっては、不特定多数の男と肉体関係を持った。彩はひそかにカウンセリングを受け、セックス依存症を克服しようとする。そんなある日、彩は出会い系サイトで知り合った男と会うが、男は信夫の同僚だった。