ミャンマー出身の俳優森崎ウィン(27)が25日、都内で、日本国際放送とミャンマーの民放テレビ局が共同製作する映画「My Country My Home」(チー・ピュー・シン監督、来年2月ミャンマーで公開予定)の会見に出席した。

 日本で生まれ、自分を日本人だと思って育ったミャンマー人女子高生が、2つの祖国の間で揺れる姿を描く。森崎は日本で活動をするミャンマー人ミュージシャンを演じる。

 森崎は「僕はミャンマーで生まれ育ち、小学4年生の時に日本に来ました。僕にとっては両方とも祖国。ミャンマーではおばあちゃんと住んでいましたが、両国のかけ橋になることができ、おばあちゃん孝行ができるチャンスがうれしい」と語った。

 映画と連動したドラマ(来年1月ミャンマーで放送予定)も制作され、ドラマでは森崎が主演を務めるという。日本とミャンマーが映画とドラマを連動させる形で共同制作するのは初めて。会見にはミャンマーの人気俳優ウィッ・モン・シュエ・イー、ヤン・アウン、アウン・イェ・リンも出席した。