板野友美(26)が27日、かつてAKB48で「元祖神7(セブン)」と呼ばれた最後の現役メンバー渡辺麻友(23)の卒業についてコメントした。都内で7年ぶりの写真集「release(リリース)」発売イベントの囲み会見で語った。「私の中では少女のイメージだったまゆちゃん(=渡辺麻友)も、最近テレビで見かけたら、すっかり大人になっていて。もう、私が卒業した年と同い年ぐらい(板野は当時22歳、渡辺は23歳)で、ついに卒業なんですよね」と感慨深げに話した。

 10月31日に、さいたまスーパーアリーナで卒業コンサートが開催されるため、取材陣からサプライズ出演の可能性を聞かれると「ここで『出ます』と言ったら、サプライズじゃなくなりますよ」と切り返して笑わせた。それでも「とにかく、見に行けたらなあと思っています」といい、会場に足を運ぶ可能性はあるという。

 「元祖神7」と呼ばれる最後のメンバーの卒業については「ちょっと切ない気もしますけど、私たち卒業生が現役メンバーの鏡にならなきゃいけないし、もっと上を目指してやっていかなきゃなって思います。そういう先輩でありたいし、現役に負けないように頑張っていきます」と自分に言い聞かせるように話した。

 写真集発売は、19歳の時以来、7年ぶり。「大人になった私をたくさんの方に見て欲しい。集大成的な内容になっています」。

 撮影は今年4月にハワイで1週間をかけて行った。ビキニ姿も披露している。

 この日(8月27日)でAKB48を卒業してちょうど丸4年がたった。「AKB時代は、かっこいい女性に見られたいってこだわりが強かったんです。でも、大人になって気持ちの部分で変わってきて、今回は(周囲の)人に委ねて、本当の私が持っている良さを引き出してもらいました」。タイトルの日本語訳は「解放」。殻を破った素顔を見せている。