安室奈美恵(40)が、来年9月16日で引退すると発表したことで、その理由について、さまざまな臆測が流れています。

 デビュー25周年を迎えた40歳の歌姫の引退理由は、いったい何なのか。

 芸能生活61年で、現在80歳になる大物俳優、里見浩太朗を取材する機会があり、雑談ではありますが、聞いてみました。芸歴が約2・5倍の超大先輩で、年齢も2倍の人生の先輩による見立てです。

 安室引退は、新聞やテレビのワイドショーを通じて知っていたそうです。

 「激しく踊って、歌っているのは、大変なことだと思う」。そう言うと、今度は、体のどこかに故障や違和感があり、現在のスタイルを、どこまで続けられるかが心配になって、引退を決めたのではないかと推測しました。「今は、平気な顔をして歌っているけれど、何か、ちょっと心配があると、休んでみようかな、と思うものです。40歳になって、お客さんは満足をして私の踊りや歌を見て聞いてくれるのかと考えると、心配という気持ちも、すごくよく分かる」。

 その一方で、数年でまた歌いたくなるはずだ、とも付け加えました。「10年たたないうちに、5年ぐらいで、また歌いたくなる、踊りたくなるのが、目に見えています。そんなもんですよ。彼女の身になって考えれば『ちょっと休ませて』と、ファンに甘えたいのかなという思いがする」。

 里見は今も、時代劇の殺陣などでは、さっそうとした動きを見せますが、ファンの期待と肉体の衰えの間で、葛藤した日々があったのでしょうか。

 重鎮の推測通り、歌姫は5年ほどでカムバックするのだろうか。注目してみたい。