女優柴咲コウ(35)が主演し、8日に放送されたNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(日曜午後8時)の第40話の平均視聴率が、関東地区で11・6%だったことが9日、ビデオリサーチの調べで分かった。前週は11・7%だった。

 同作は男が絶えた井伊家を「男」を名乗って守り抜き、後に徳川四天王の1人に数えられ彦根藩の藩祖となった井伊直政、幕末の大老として知られる井伊直弼へと子孫をつないだ女領主・井伊直虎を主人公とした物語。

 8日の回は、徳川家康(阿部サダヲ)から「万千代」という名を与えられた虎松(菅田将暉)は、井伊の家名を再び立てる代わりに草履番の役目を申し付けられる。万千代が松下の名を捨てたことに驚いたしの(貫地谷しほり)は、裏で根回しをした南渓(小林薫)のもとを訪れ、怒りをぶつける。万千代が井伊を名乗ることを納得できない常慶(和田正人)は浜松城を訪れ、松下でつとめるよう命じてほしいと酒井忠次(みのすけ)を通じて家康に頼む。一方、直虎(柴咲コウ)は近藤康用(橋本じゅん)から「所領の安堵を願うつもりでは?」と詰め寄られる。井伊家の再興を望まない直虎は、万千代を説得するため浜松へ向かう。対峙する直虎と万千代。それを見た家康は直虎を呼び、本心を明かす。その後、直虎は万福から井伊家再興にかける万千代の思いを聞く、という内容だった。