吉本新喜劇座長の小籔千豊(44)が主宰を務める笑いと音楽を融合させたフェス「コヤブソニック」の2日目を、インテックス大阪で迎え、ゲスト出演した「チャットモンチー(大阪支部)」とセッションした。

 小籔は、橋本絵莉子(34)福岡晃子(34)に加わり、ドラムで参加。全6曲を“完走”し「本当は、ドラムがしっかりしないといけないんですが、2人に両脇を抱えてもらいながら、なんとか6曲できました。すごく緊張しましたけど、こんな機会をいただけてよかった」と、充実感に満ちた表情で語った。

 福岡は、小籔が新喜劇仲間らで作ったバンド「新喜劇ィズ」のベースを務めており、小籔を「こやびん」と呼び、そのドラマーぶりを頼もしく思ったという。「後ろで支えてもらってる感じが、めちゃめちゃバンドマン。これからこやびん(小籔)は、バンドマンとしてやっていくんだろうなと思いました」と言い、小籔の音楽の才能に太鼓判を押した。

 もう1人、橋本は「頑張っているこやびんを見て、頑張ろうと思いましたし、もっと一緒にやりたかったなと思った」と、名残惜しそうに語った。

 小籔は、08年から同フェスをスタートさせたが、自身が組んでいた下ネタラップグループが解散したことこあら、14年を最後にいったん終了。今回、3年ぶりの復活開催だった。

 この間も、小籔はドラムの練習を続けていたそうで、チャットモンチーの楽曲についても、12年ごろから練習を重ねてたまま、やめることはなかった。

 復活が決まり「また、チャットモンチーさんに出演してもらうなら、一緒にまた曲ができるかもしれない」と考え、ドラムのレッスンにも本腰を入れていた。

 小籔は、今後の音楽活動について「新喜劇は辞めないですけど、新喜劇を軸にバンドもがんばれたらと思っています」と話していた。