俳優山田裕貴(27)が18日、東京・福家書店新宿サブナード店で、2冊目となる写真集「歩」(ワニブックス)の発売イベントを行った。

 撮影は東京のほか、山田にとって「安らげる場所」という京都で行われた。貴船神社や鞍馬寺など、プライベートでも訪れる場所を回ったという。「京都とか(実家のある)名古屋から東京に戻るとき、『また戦場に帰らなきゃ』って思う。東京編でさまよっている写真を撮って、安らげる京都に行く流れになっています」と説明した。

 実家の母からは写真集を予約したとの電話があったと明かし、「『ちょっとでも売り上げの貢献になるんじゃない?』って言われて、『30冊とか予約してくれたの?』って聞いたら『3冊』って(笑い)。とりあえず7500円は売り上げました」と笑わせた。

 17年は1年で10本以上の映画に出演し、名前も広く知れ渡った。写真集には、過去の出演作全てが記載されており、「ここ最近知った人に『え、こんな役もやってたの?』って思ってもらえたら」と話す。

 「舞台あいさつでは『誰のファンなのかな』って思うけど、今日来てくれる方は全員味方なので」と笑い、「ピンポイントな役が多いので、山田裕貴という名前を知らない人が多いと思う。新たに知ってもらう1冊になればと思います」と話した。