昨年末に「56歳日舞の先生」と新たな不倫疑惑を週刊誌に報じられた桂文枝(74)が3日、京都市東山区の「よしもと祇園花月」に出演したが、報道陣の問い掛けには無言のままだった。

 ワンボックスカーで劇場入りした文枝は、マスクに帽子姿で「不倫報道が出ていますが」などと質問を受けたが、うつむき加減のまま。2回の出番を終え、帰路に就いた際も、言葉を発することはなかったという。

 文枝は一昨年、歌手紫艶(39)との「20年不倫」が報じられていたが、昨年末には、別の一般女性との疑惑が浮上していた。

 今年は1日から「よしもと幕張イオンモール劇場」「ルミネtheよしもと」、この日の祇園花月と、吉本興業の正月興行への出番が続いているが、昨年末に大阪市内で会見に出席した際に、報道内容の真偽を問う質問を受けてから、無言を貫いている。

 代わって、所属事務所が「一般私人のことであり、プライベートなことでもある」と相手女性へ配慮し、コメントは「差し控える」との見解を発表していた。

 また、文枝は一昨年6月、歴代最長となる8期目の上方落語協会会長に再選(03年初任)され、その席上で、協会員を前に、任期満了となる今年6月をもって勇退すると公言しているが、所属事務所によれば「任期はまっとうする」。今春には、大阪の天満天神繁昌亭に続き、上方2館目の定席「喜楽館」(開館は今夏頃)が神戸に完成する見込みで、当初から、これを見届け、後進に会長職を託したい意向を表明していた。