女優名取裕子(60)が都内でテレビ東京系連続ドラマ「特命刑事 カクホの女」(19日スタート、金曜午後8時)の会見に出席した。

 神奈川県警に異動した警視庁の内勤エリート・北条百合子と、現場のたたき上げ刑事・三浦亜矢のコンビが、ぶつかり合いながらも事件を解決していく姿を描く。

 主人公のエリート刑事を演じる名取は、「まさか、この年になって刑事役をやるとは思っていませんでした。定年間近の役を付けてくれて、さすがテレ東さん」と、にこやかにあいさつした。

 タイトルにちなみ、「今年の特命」を聞かれると「風邪をひかずに撮影を乗り切って、『カクホの女2』ができるくらい頑張りたいです」と答えた。たたき上げの刑事を演じる麻生祐未(54)は「特命と言えば『カクホの女』が出てくるようにしたいです」と答えた後、共演する高橋克典(53)をチラリと見た。テレビ朝日系人気ドラマ「特命係長 只野仁」の主演でも知られる高橋は麻生の視線に気が付くと「この瞬間のためのタイトルだったんじゃないの」と苦笑した。

 名取と麻生は、14年に放送された同局系ドラマ「マルホの女 保険犯罪捜査員」でもコンビを組んだ。名取は、自分の役柄を「無駄にしゃべってるおばちゃんみたいな役」と言った後、「トイレの100ワットみたいな無駄に明るい人」と続けた。

 麻生は、名取について「『4年もたったんだ』って思うくらい変わってない。むしろパワーアップされたような。毎日現場が明るくなります」と話すと、高橋が「だからやっぱりトイレの100ワットだ。60ワットが100ワットになったんじゃない?」と言って笑いを誘った。

 会見には伊東四朗(80)も出席した。