女優上白石萌歌(17)が7日、東京グローブ座で主演舞台「続・時をかける少女」公開稽古に出席した。

 「時をかける少女」は67年に発表された作家筒井康隆氏のSF小説で、映画化、ドラマ化、舞台化などされた人気作。今回の「続・時をかける少女」は、72年のNHK「タイム・トラベラー」シリーズの続編「続 タイム・トラベラー」を筒井氏に公認を得て、脚本家石山透氏さんによって「続・時をかける少女」として創作された作品を原作としている。

 映画は原田知世(50)、ドラマは南野陽子(50)が演じた主人公を演じる上白石は「物語の中心に立っていろいろなものに流されながらも、ずぶとく、まっすぐ立っている。凜(りん)とした雰囲気を演じられればいいなと思います」といい、「お客さま1人1人がタイムトラベラーになれるような作品になっています。一緒に時をかけられたら」と話した。

 共演の戸塚純貴(25)健太郎(20)新内真衣(26)MEGUMI(36)や脚本と演出を手掛ける上田誠氏(38)も出席した。

 新内は乃木坂46のステージ以外では初舞台となる。「乃木坂メンバーもみな優しいので温かい環境にいるなと思っていたのですが、そこを出ても皆さんが優しくて、温かくて」といい、「これから冷たい環境にいったら不安で不安でしょうがない」と吐露。「それくらい温かく、優しく、教えていただいています」と稽古場の雰囲気を話した。

 上田氏は「原作はコメディーでありませんが、時間を駆けめぐる疾走感の中で面白さが出ればと思った」と話した。