テレビ朝日系人気ドラマ「相棒 season16」2月28日の第18話(午後9時)の平均視聴率が15・0%(関東地区)だったことが1日、ビデオリサーチの調べでわかった。

 初回は15・9%、第2話は16・6%、第3話は14・2%、第4話は16・4%、第5話は14・6%、第6話は13・8%、第7話は13・5%。第8話は13・6%。第9話は13・8%、第10話元日スペシャルは15・4%、第11話は12・9%、第12話は15・5%、第13話は15・6%、第14話は17・3%、第15話は16・9%、第16話は14・8%、第17話は12・0%だった。

 警視庁特命係の右京(水谷豊)と亘(反町隆史)が再びコンビを組む。反町の「相棒」出演は3シーズン目。シーズン15では晴れて警視庁入りし、正式に特命係にも配属。右京とともにさまざまな事件に挑んでいる。

 第18話は、関東一円のATMから約2億5000万円の現金が不正に引き出される事件が発生。特定された“出し子”の1人は、社長が撲殺死体で発見された町工場で働いていた中国人従業員と判明。右京と亘が工場を捜査すると、敷地の一角に隠れた若い中国人女性・シャオリー(森迫永依)を発見する、という内容だった。

 この回には米ニューヨーク・タイムズに「中国で最も有名な日本人俳優」と評価された俳優矢野浩二(48)が通訳捜査官役でゲスト出演。右京と捜査に加わった。「中国人に中国語で話を聞き、右京さんに日本語で伝える。2人の中間に立ってセリフの量が2倍。大変でしたがやりがいも感じました」。

 矢野は森田健作千葉県知事の付き人をへて01年から本格的に中国で俳優活動を開始。日本人将校などを演じ、05年、ドラマ「記憶の証明」で中国放送界最高の栄誉とされる「飛天賞」、08年にバラエティーの司会で最優秀娯楽番組司会者賞を受賞。11年、人民日報国際版「環球時報」の「2010Awards of the year」で、日本人初の最優秀外国人俳優賞に輝いた。