女優のん(24)が4日、都内で「共創力で進む東北プロジェクト」の成果報告会に参加した。のんは同プロジェクトの応援キャラクターを務める。成果の報告を聞き「応援キャラクターを務めさせていただいて、このプロジェクトはずっと気になっていたのでうれしいです」と応じた。

 ブレークのきっかけとなったNHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」から5年がたったが、変わらず東北地方とのつながりは強い。「東北にはおいしいものがたくさんあるので全国に広げたい」と東北愛をアピールし、「最近は、南部せんべいにチョコをかけた『南部チョコ』を周りにおすすめしています」と草の根活動も欠かさない。

 プライベートでもよく遊びに行っているかと思いきや、「行きません」とのん。「海外旅行も国内旅行もしないです。都内から出ないですね。帰省するくらい。家族に東京に来てもらうことのほうが多いです」と、出無精であることを明かした。

 東北出身、羽生結弦選手の平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)での活躍について聞かれると、「興奮しました。かっこいいな」と話したが、「自分は(フィギュアスケートを)したこともないのに、勝手に闘争心を燃やしていて、負けられないと思います。同年代として。男の人をすぐにライバル視しちゃう」とポツリ。勝てる見込みは「今のところ難しいなあ」というが、女優として“表現”においては負けない自信があるようで、「絶対に勝てます!」とガッツポーズを繰り出した。

 4月19日から、渋谷・ギャラリーXで初の個展「“のん”ひとり展 -女の子は牙をむく-」を開催。5月9日には初のアルバムをリリースするなど、アーティストとしても活動中だ。「やりたい気持ちにすなおにぶつかっていく。ちゅうちょしても、やりたい気持ちがあればまっすぐ進む。興味を持ったことに向かって進んでいきたい」と多角的な活動に意欲を見せた。