京都劇場で上演中の劇団四季ミュージカル「オペラ座の怪人」で、クリスティーヌ役の1人として出演している苫田亜沙子(とまだ・あさこ)が6日、京セラドーム大阪で行われたプロ野球阪神-中日1回戦の開幕セレモニーに登場し、国歌独唱を務めた。

 この日は、タイガースの今季本拠地開幕ゲーム。両チームの監督、コーチ、選手が入場した後、苫田は劇団の創立記念日「7月14日」にちなみ、背番号「714」のユニホームで登場。厳かな雰囲気の中、「君が代」を歌い上げた。

 苫田は「ホームゲーム開幕戦ということで、たいへん緊張しました。大阪府出身で、幼いころから阪神タイガースを応援しておりましたので、国歌独唱は夢のような体験でした。このような貴重な機会をいただけたことをとてもうれしく思います」とコメントした。

 「オペラ座の怪人」は、今年3月17日の京都劇場公演で、日本通算7000回を達成し、今月29日には、日本上演30周年を控えている。