真木よう子(35)が9日、映画「焼肉ドラゴン」(鄭義信監督、6月22日公開)の完成披露舞台あいさつに出席。昨年7月以来の公の場となったが、元気な姿を見せた。

 映画は、大阪万博でにぎわう高度経済成長期の関西の片隅で、時代の波に翻弄(ほんろう)されながらも力強く生きた在日韓国人一家の心温まる物語。真木と井上真央(31)桜庭ななみ(25)が焼き肉店の美人3姉妹を演じ、大泉洋(45)が井上演じる次女の結婚相手役で出演する。

 真木は作品の魅力について、「ぶつかり合って本音を言い合って、笑い合って助け合って、一番理想の家族なんじゃないか? と思うくらい。だいぶ前に見ましたけど、心の中が希望に満ちあふれて、あたたかい気持ちになりました」と熱弁した。

 井上は、悪態をつきながら大泉と一緒に自転車に乗るシーンの撮影を振り返り、「大泉さんの自転車の運転が本当にヘタで、ガタンガタンお尻が痛くて、自然と怒りが湧いてきました。感謝しています」とニヤリ。大泉は「つい先日、娘に自転車を教えたばかりですよ。顔が立たないですよ」と困り顔だった。