女優文音(30)の主演映画「ばあちゃんロード」(篠原哲雄監督)が14日公開され、都内で、舞台あいさつが行われた。

 劇中で結婚相手を演じたのが三浦貴大(32)。文音は「とっても息があって自然体で演じることが出来たんですけど、撮影の合間に『万が一私たちが結婚したらたいへんだね』って話になったんです」とエピソードを明かした。

 文音の両親が長渕剛と志穂美悦子なら、三浦の方は三浦友和と山口百恵。「顔合わせが豪華だよね」とあらためて文音が指摘すると、三浦は「絶対、出席したくない!」と笑わせた。

 祖母役の草笛光子(84)は「文音ちゃんを孫のように思いながら演じました。私自身おばあちゃん子でしたから、今でも当時聞いたいろんな格言が役にたっています。おばあちゃんの大切さが伝わればと思います」。その介護士を演じた桜田通(26)は「草笛さんの体が柔らかすぎて、屈伸運動のシーンが怖いくらいでした」と振り返った。

 文音の父親役を演じた鶴見辰吾(53)は「中学生で父親になった生徒を演じた僕が40年経っても父親を演じています」と、ドラマ「3年B組金八先生」の経験を絡め、会場の年配の観客から拍手を受けた。