ジャニーズ事務所がTOKIO山口達也(46)の退職願を受理し、契約を解除することが6日、発表された。事務所がマスコミ各社に送付したファクスでは、グループのメンバー4人の総意として山口の意向が社長に託されたことを報告。今後は「『4人のTOKIOが必要とされるのか』という命題を背負い、茨(いばら)の道を歩むことになります」と記している。
現在、TOKIOが持っているテレビのレギュラー番組は2つ。日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!!」(日曜午後7時)と、フジテレビ系「TOKIOカケル」(水曜午後11時)。2番組とも、既に収録を終えた分については山口の出演部分をカットし、再編集して放送される見込みだ。両局は現状、今後の放送について「4人のTOKIO」の番組を継続する方針を固めている。
グループで出演しているCMについては、事件発覚後、各メーカーとも差し替えの応急措置で、山口の露出を割愛する対応を取ってきた。ジャニーズ事務所の判断や世論の様子を見る状態がこの日まで継続。今回、「4人のTOKIOを存続していく」という方針を事務所が固めたことを受け、各社とも新たな対応策を検討するものとみられる。
4人はこの日、事務所の文書と同時に「TOKIO 城島茂 国分太一 松岡昌宏 長瀬智也」の連名でコメントを発表。「自分たちに変えられるものがあるとすれば、それは明日であり、目の前にあることからです」「今一度TOKIOとして原点に戻り、それぞれが己と向き合い、誰のために、いったい何をするべきなのかをしっかりと考え、前を向いていきたい」と、出直しへの不退転の決意を表明した。
事務所の発表文には「『4人のTOKIOが必要とされるのか』という命題を背負い、茨の道を歩むことになります」とある。
四半世紀近く「TOKIO」の看板で活動してきた5人が4人になる違和感は否めない。音楽バンドでベース担当が不在となることは大きな痛手だ。来年は節目のデビュー25周年を迎えるが、活動の方向性が定まらない不安要素も抱える。それでも4人が結束して危機を乗り越える意思を示した形だ。
事務所は、ファクスの中で「弊社が、TOKIOを大人のグループとして尊重し、意思決定に強く関与させたことについて、さまざまな批判もいただきました」と記した上で「今回の事件での意思決定と責任は、すべて弊社にあることは言うまでもありません」と明言した。4人で再出発する「茨の道」を「弊社も当然、彼らと分かち合い歩んでいきます」と結んでいる。
<山口達也不祥事経過>
◆2月12日 山口が女子高生らを都内の自宅に呼び出し、酩酊(めいてい)状態で無理やりキス。その後、女子高生が警視庁に被害届を出した
◆3月下旬 警察が山口の自宅を訪問し、任意で事情聴取。山口が事件を自覚
◆4月16日 山口が事務所に事件を報告
◆20日 警視庁が山口を強制わいせつ容疑で書類送検。その後、示談が成立し被害届を取り下げ
◆25日 NHKが今回の事件を報道。所属事務所が謝罪コメントを発表。山口以外の4人は番組収録後に事件を知る
◆26日 弁護士とともに山口が謝罪会見
◆30日 事件後初めてメンバー5人が話し合い、山口が退職願を手渡す
◆5月1日 検察が起訴猶予処分。ジャニー喜多川氏がコメントを発表
◆2日 TOKIOの山口を除く4人が会見
◆6日 ジャニーズ事務所が山口の退職願受理を発表



