鈴木亮平主演のNHK大河ドラマ「西郷どん」(日曜午後8時)13日放送の第18話の平均視聴率が14・4%(関東地区)だったことが14日、ビデオリサーチの調べで分かった。前週視聴率は12・0%だった。最高視聴率は第5話の15・5%。

 主演の鈴木亮平(33)が「大河を背負う覚悟をしっかり持ち、西郷さんに負けないように西郷隆盛という大きな男に相撲を挑む覚悟」と語った作品。脚本の中園みほ氏は「原作に師弟愛、男女の愛、ボーイズラブまでラブストーリーがちりばめられています」と、大河史上初のボーイズラブを描く可能性を示している。

 第18話は、冬の錦江湾に身を投げた吉之助(鈴木亮平)は奇跡的に一命はとりとめたが月照は亡くなった。幕府に追われる身の吉之助は、藩命により奄美大島に島流しになり、また菊池源吾という名前に変えられた。豪農・龍佐民(柄本明)のところで世話になるが、吉之助の気持ちは晴れず自暴自棄となり大声をあげるなどするため、島民からは避けられてしまう。しかし、龍佐民の姪とぅま(二階堂ふみ)と出会い、落ち着きを取り戻していった。その奄美大島では島民が驚くほど貧しい暮らしをしていた。薩摩藩の過酷な労働支配で黒糖作りを強いられていることを、とぅまから教えられる、という内容だった。