無期限の活動休止を発表した黒人の演歌歌手ジェロ(36)が、活動休止を決断するに至った複雑な思いを明かした。

 ジェロは12日、公式ホームページで無期限の活動休止を発表。ボストン大学の大学院を卒業したことを機に、コンピューターの仕事に就くとした。

 同日ブログを更新し、あらためてファンに活動休止を報告。ファンへの感謝の気持ちをつづるとともに、「僕にとっては苦悩の結論となりました。もちろん歌に対する熱が冷めたわけではありません。実は2年前から改めてコンピューターの勉強をする機会に恵まれ、ボストン大学の大学院をこの春に卒業しました。そしてこのチャンスを逃すことなく、再度コンピューターの仕事に就くことにいたしました」と説明した。

 「最初は歌も同時に続けていけるだろうか?という考えもよぎりました」というジェロ。しかし「どちらも中途半端になりたくはありません。皆様に対しても、尊敬する諸先輩や歌手の方々に対しても失礼になってしまうからです」との思いから“2足のわらじ”を履くという選択肢を捨てたという。「けれど僕の演歌への情熱は少しも色あせていないし、これからも変わることがないと信じています。今はまだいつとは言えませんが、もう一度歌手として夢を追いたいと思うかも知れません」と歌への熱い思いをつづり、将来的に復帰する可能性も残した。