演歌歌手山川豊(59)が24日、東京・港区の東京タワーで「今年還暦! 『同い年』の東京タワーから『ふるさと』三重に感謝をこめて」と題した新曲イベントを行った。

 4月18日に「ふるさと三重」をテーマにした新曲「今日という日に感謝して」を発売。今年10月15日で還暦を迎えることから、1958年(昭33)開業で“同い年”の「東京タワー」とのコラボレーションが決まった。

 タワー下に設営した特設ステージに大勢のファンや観光客らが詰めかけ、公式キャラクター「ノッポン兄弟」が応援に駆けつける中、真っ赤なジャケットを着て登場。「今度の新曲は、おかげさまで徐々に徐々に(売り上げ枚数が)上がってきています。東京タワーで歌わせていただくのは初めて。ここは、中学3年の修学旅行で初めて来た覚えがあります。東京タワーで歌うと聞いて、屋上でやるのかと思い、昨日は眠れませんでした。なぜかと言いますと、私は高いところが大変苦手なんです。でも今日は、こうして地に足がついているので安心して歌が歌えます」とあいさつ。

 新曲や代表曲「アメリカ橋」など5曲を熱唱し、「『アメリカ橋』は、新しい山川豊の世界を作っていただいた永遠に心の中に残る歌ですが、『今日という日に感謝して』も、『アメリカ橋』がヒットしたときのような手ごたえがある。60歳はまだまだ頑張らなければならない年齢ですが、体の衰えには逆らえないといいますか、多少なりとも体の変調というのはありますね。でも70歳を目指して頑張って歌っていきたいと思います」と話した。

 歌唱後には、タワー内にある「タワー大神宮」で新曲のヒット祈願を実施。「ファンの皆さんにいつも感謝しています。新曲で大ヒットを狙いたい」と意欲を燃やした。

 9月16日には、東京・浅草公会堂で還暦記念のコンサートを開催する。「還暦に合わせて60曲を歌ってみたい」と意気込んだ。