昨年7月に宝塚歌劇団を退団した元雪組トップスター早霧(さぎり)せいな(37)が31日、東京・TBS赤坂ACTシアターで、主演ミュージカル「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」(6月1日から10日まで、同所)の会見を行った。

 「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」を受賞した人気ニュースキャスターと風刺漫画家のラブコメディー。相手役を相葉裕樹が、主人公に影響を与えるバレエダンサーを宮尾俊太郎が演じる。

 早霧は初の男性との芝居について聞かれると、「女性同士の緊張感とは全く違うので、新鮮に、女子のときめきを思い出しながらやっています」とニッコリ。そんな早霧に、相葉は「おきれいなので、稽古中、照れちゃったりします」と打ち明けていた。

 27日に大阪公演を終えたばかり。早霧は「コメディー作品はお客様の温度が上がるほど演者の温度も上がる。毎回お客さまの反応が違ったので、新鮮な気持ちでやれました」と振り返った。東京公演に向けては「どうなるか楽しみです」と期待を寄せていた。

 この作品で歌に初挑戦した宮尾は「喉の調子が全く分からなくて、2公演で喉がカスカスになったりしたけれど、やっていくうちに徐々に見えてきました」と手応えをつかんだ様子だった。