ロックバンドB’zがデビュー30周年記念本「B’z ザ・クロニクル」(幻冬舎、3519円税別)を製作していることが28日、分かった。発売日は1988年(昭63)にデビューした9月21日で、300ページを超える豪華版になる。

 15周年に「B’z ウルトラクロニクル」、20周年に「B’z ミラクルクロニクル」、25周年に「B’z グローリークロニクル」が発売された。ギター松本孝弘(57)とボーカル稲葉浩志(53)へのインタビューのほか、ディスコグラフィーやライブセットリスト(曲目順)など豊富なデータ類が掲載された。ファンの間では30周年の「クロニクル」が製作されるのかが話題になっていた。

 掲載用のインタビューがこのほど行われ、テーマは「僕らがB’zというロックでやってきたもの」になるという。30年を振り返る写真とともに、最新写真も撮り下ろされた。7月7日に全国スタジアムツアー「B’z LIVE-GYM-Pleasure2018-HINOTORI-」をスタートする。開幕の沖縄公演のリポートも掲載予定で、ハードカバーの書籍としては、異例の速報性を併せ持つ。

 30周年イベントとしては、東京・有楽町でステージ衣装や愛用品を集めた展示会を6月中旬まで2カ月間開催。会場で上映された映像を編集した「劇場版」を映画館で全国公開している。ツアーとともにクライマックスに突入するが、「ザ・クロニクル」がその総決算になる。