綾瀬はるか(33)主演のTBS系連続ドラマ「義母と娘のブルース」(火曜午後10時)の初回が10日に放送され、平均視聴率が11・5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが11日、分かった。

 桜沢鈴氏の同名4コマ漫画が原作で、義母と娘の愛と成長を描く。綾瀬演じるキャリアウーマンの岩木亜希子が、竹野内豊(47)演じる娘を持つ宮本良一からプロポーズされて結婚し、母親になろうと家事や育児に奔走しながら家族と過ごす10年間の物語だ。

 綾瀬が演じる亜希子は、業界トップシェアの金属会社、光友金属で働く。誰よりも真面目で、普通の話し言葉にもビジネス用語を多用してしまう。四六時中、仕事のことばかり考えてしまい、趣味や人生を楽しむことなど知らないような仕事の虫だ。綾瀬は亜希子について「本当に仕事はできる鉄の女なんですけど、それ以外の子育てなどが不器用なんです」と話す。

 初回は今後の波乱を予感させる展開だった。数年前に母親を亡くし、父親の良一(竹野内豊)と父1人子1人で生きてきた宮本みゆき(横溝菜帆)の前に亜希子が現れる。みゆきの義母になる女性だった。亜希子はみゆきに名刺を差し出し「私、このような者にございます」とあいさつするが、みゆきは「私、この人嫌い」と一蹴する。

 しかし、“戦国部長”の異名を持つ亜希子は、このままでは終わらない。百戦錬磨のビジネス経験を生かし、みゆきの心をつかもうとありとあらゆる策を練る。児童心理学の書籍を読みあさり、みゆきを知る人間に片っ端からリサーチをかける。会社の後輩、田口朝正(浅利陽介)も巻き込み、とっておきの作戦を立てる。一方、良一はうわさ好きおばちゃん、下山和子(麻生祐未)に「再婚は早いのでは?」とくぎを刺されてしまう。

 その頃、田口は光友金属を訪れていたバイク便の青年、麦田章(佐藤健)に荷物を託す。田口は威勢よく飛び出して行く麦田に、どこか違和感を覚える。その違和感が後にとんでもない被害に発展するという内容だった。