性的暴行容疑で起訴されたハリウッドの大物プロデューサー、ハーベイ・ワインスタイン容疑者(66)が、英スペクテイター誌インタビューで、女優たちにセックスと引き換えに仕事をオファーしたことを認めた。

 ワインスタイン容疑者は、「私は貧乏で醜く、ユダヤ人に生まれ、成功するために一生、闘わなくてはならなかった。私はハリウッドで成功するまで、女の子たちに見向きもされなかった」と語った。

 さらに、「セックスと引き換えに、女優たちに仕事をオファーしたが、誰でもやっていることだ。しかし、強制したことは1度もない」と語っている。

 グウィネス・パルトロウ、アンジェリーナ・ジョリーら一流女優たちを始め、大勢の女性たちにセクハラやレイプ告発を受けた容疑者は、自らが設立した製作会社をクビになり、アカデミーに追放処分を受け、妻も離婚に踏み切った。

 さらに、マンハッタン地検は先月、今回の容疑とは別件で、大陪審が第1級および第3級の性的暴行罪、および第1級の性的犯罪容疑でワインスタイン氏を起訴したと発表。無罪を主張した同容疑者は100万ドル(約1億1000万円)の保釈金を支払い、現在は保釈中の身となっている。(ニューヨーク=鹿目直子)