俳優山崎賢人(23)が主演のフジテレビ系連続ドラマ「グッド・ドクター」(木曜午後10時)で初の医師役に挑戦している。自閉症でコミュニケーション能力に難があるが、驚異的な記憶力を持つサヴァン症候群の青年医師・新堂湊(山崎)は、レジデントと呼ばれる研修医として東郷記念病院小児外科に勤務することになる。

 第3話では、新生児の手術を成功させた小児外科のエース高山誠司(藤木直人)が謹慎処分を受ける。湊(山崎)が病院のガイドラインを破ってしまったからだ。高山のいない小児外科は大忙し。しかし、高山を謹慎に追いやった張本人の湊は、周囲の目から見ると責任を感じているようには見えない。瀬戸夏美(上野樹里)にも負担がかかるが、彼女の目下の問題は翌週に手術を控えた石山舞(中島琴音)の説得。夏美は怖がる舞に、手術を優しく解説した絵本を描いて渡した。その時、夏美にER(緊急救命室)から連絡が入る。

 病院に運び込まれたのは6歳の市川美結(竹野谷咲)。既に発症から4時間以上が経過して、病院をたらい回しにされていた。夏美は高山に連絡するがつながらない。謹慎中の高山は、恋人の東郷美智(中村ゆり)と久しぶりに2人で過ごしていたのだ。

 美結の両親の英雄(高橋洋)と詩織(前田亜季)は、娘を助けて欲しいと処置室で湊と夏美にすがりつく。湊は、緊急手術が必要だと夏美に訴える。間もなく美結が心停止。夏美の懸命な心臓マッサージで一命を取り留めた時、小児外科長の間宮啓介(戸次重幸)がやって来た。間宮は美結を手遅れだと判断し、他の病院に回すよう告げる。自分が手術をすると決意する夏美。そして美結の手術が始まろうとした時、ようやく高山と連絡が取れる。高山は自分が到着するまで、美結の命をつなぐよう指示するが…。