サンドウィッチマンと柳原可奈子(32)が、19日放送のフジテレビ系ニチファミ!「密着!バスタ新宿でワケあり旅人に便乗してみました。」(午後7時57分)でMCを務める。

 新宿駅南口にある巨大高速バスターミナル「バスタ新宿」は1日の平均利用者数は約3万人。お盆の時期はさらに増えて1日に約4万人が利用している。この巨大バスターミナルに9カ月間にわたって密着して、計8000人以上に声をかけ、さまざまな人たちの人生に便乗。声優デビューが決まり、反対していたふるさとの父親と緊張の対面を果たす男性、マレーシアから来日して大学を卒業、日本で頑張る苦労人、山奥で厳しい修行の日々を送る見習い大工女子などに密着した。

 さらにモデルの“みちょぱ”こと池田美優(19)とSKE48須田亜香里(26)が、東京・銀座の深夜の急行バス乗り場で「便乗してもいいですか」と帰宅する乗客にガチで取材交渉。終電を逃した人たちの心強い味方の「深夜急行バス」には、どんな人が乗っているのか、利用するわけを知るために密着。それぞれ自宅まで便乗させてもらうことに成功した。

 池田が密着したのは、千葉県の会社に勤める母と、大学2年生の娘の美人親子。自宅に到着しお母さんが眠りにつくと、池田と娘で深夜の女子トークをスタート。女手ひとつで育ててくれた母親に対して感謝の気持ちを語る娘だが、実は母親に秘密にしていることがあると池田に打ち明ける…。須田は、ほろ酔いのお父さんに密着。深夜の自宅にお邪魔すると、高校生の息子が登場して…。

 若い頃は地元の仙台から東京まで、高速バスを利用していたサンドウィッチマンの伊達みきお(43)は「長距離バス乗る人って必ず何かを目指しているとか、ドラマがあるんだなと面白いね。でもよくテレビの取材を受けてくれたなぁと思いましたよ。非常に面白くて、どの地域から見ても“刺さる”と思いました。東京そんなに怖くないんだよ、と言う意味でも。いろんな世代が見られる番組ですね。親目線でも、子ども目線でも」。同じく富沢たけし(44)は「自分の時のことも思い出しましたし、今度はもしかしたら子供たちがいつかどこか行くのかもしれない。なんかいろいろなドラマがあって、聞いてみないとわかんないものなんだなあって。たぶんみんなある程度の年齢にならないと、こんなバスあるんだって知らないと思うんですよね。高校生だったり、お金はないけど東京行こうかなっていう時に、こういうバスがあるらしいよ、って。それでいろんな所に行けるのはすごく便利だから、ぜひ使って欲しいですね」と話した。

 柳原は「ひとりひとり夢を追ってたりとかご家族に報告があったりとか、なんかドラマがあるんだなって。私は実家も東京なので、バスに乗って夢を追って上京とかはなかったんですけど、見ているとすごく当時のことをいろいろ思い出して。夢を追う若い人たちはすてきだなって思いました。寝て起きたら目的地に着いているっていいですよね。私は人間観察とか、人をじろじろ見て妄想するのが好きで(笑い)。よく駅でも女の人とかきょろきょろ見て、この人は家に帰ったら家族があるのかなとか考えて見るのがすごく好きなので、とても面白かったです。普段の妄想が、あ、この人本当に家に行ったらこんな感じなんだって、家こんな感じなんだなって」と笑った。