EXILE一族の16人組男性グループ、THE RAMPAGE(ザ・ランペイジ)が17日、グランキューブ大阪で全国47都道府県ツアーの最終公演を行った。

 グループにとって初の単独ツアーは、昨年12月から9カ月かけて50会場58公演を開催して“全国制覇”を達成。一族の四男坊が新たなステップを踏んだ。

 全国を飛び回った自信を胸に、メンバー16人がステージに立った。川村壱馬(21)がグループ名にもちなんで「暴れる準備はできてますか~?」とあおると、大歓声が上がる。デビュー曲「Lightning」や「Fandango」など、息のあったパフォーマンスを次々と披露し、会場を埋めた2700人を魅了した。

 グループにとって初の単独ツアーは、全国47都道府県を制覇するという異例の形となった。16年に3チームに分かれて全国47都道府県を回ったイベント(武者修行)は行ったものの、今回は16人全員で回った。プロデューサーのHIRO(49)からは「勢いを出し過ぎないように」と助言されることもあったというが、川村は「今はファンの皆さんへのおもてなし精神をより持てるようになりました」。

 ツアー中、のどの不調もあったというボーカル吉野北人(21)も「仲間がいるから、頑張れるんだと思いました」とグループとしての成長も実感した。

 同グループは、今月5日に初の全国ドームツアーを完走した三男のGENERATIONSをはじめ、EXILEの活躍を見て憧れて、ダンスを始めた「 Jr.  EXILE」世代だ。リーダーの陣(24)もツアーを通じて「改めてEXILEの名前の大きさを感じました」と振り返りつつ、RIKU(24)は「ボーカルが3人いたり人数も多く、音楽のスタイルも含めて先輩たちとはまた違った部分も出していけると思う。僕たちで(世代の)先陣として切り開いていきたい」と自信を深めた。

 次の目標は全国アリーナツアー。さらに大きなステージで、暴れ回るつもりだ。【大友陽平】