ミュージシャンで俳優の星野源(37)が、音楽と役者の「二足のわらじ」を周囲に反対されていたという過去について語った。

星野は24日放送のNHK「あさイチ」に生出演。現在放送中の連続テレビ小説「半分、青い。」の主題歌「アイデア」の創作秘話や、ミュージシャンと役者を志したきっかけなどについて語った。

中学1年の時にギターを始めたという星野。同時に、クラスメートから誘われて演劇も始めたという。以来、その両方を続け、高校卒業後に結成したインストゥルメンタルバンド「SAKEROCK」(2015年解散)で活躍し、役者としても劇団「大人計画」に所属して活動。現在は音楽・俳優業ともに引っ張りだこの人気となっているが、当初は「(どちらかに)絞れってめちゃくちゃ言われました。すっごい言われました」と明かし、「でもどっちも好きだし、やりたいから、大変だけど頑張ろうと思ってやってたら、いつの間にかどっちも仕事になって。やめなくてよかった」と振り返った。

また、歌手としては自分の声に劣等感を抱いていたという。「歌がずっと好きで中1から弾き語りをしていたんですけど、声が低くてもさっとしているので、B’zとかユニコーンとか、声がすごく高い歌が好きだったんですけど、自分が似合わないっていうのがコンプレックスだった」と星野。しかしYMOやはっぴぃえんどなどで活躍したミュージシャン細野晴臣の音楽に出会い、「細野晴臣さんの歌って低くて、でもめちゃくちゃかっこいい。声が低くてもこんなにかっこいい音楽がある、それで『自分にも音楽ができるかもしれない』って」と大きな影響を受けたことを明かした。