米女優ニコール・キッドマン(51)が、2001年に離婚した元夫で俳優のトム・クルーズ(56)のおかげでセクハラから守られていたと明かした。

映画「デイズ・オブ・サンダー」(90年)での共演をきっかけに22歳でクルーズと結婚したキッドマンは、米ニューヨーク・マガジン誌の女性とパワーに関する特集にエッセーを寄稿し、ハリウッドのセクハラ問題や普段なかなか語ることのないクルーズとの結婚生活についても言及。「若くして結婚して手に入れたのはパワーではなく、保護だった。私は愛のために結婚したけど、ものすごく力のある男性と結婚したことで、結果としてセクハラから守ってもらえた。だから離婚した時、私は成長しなくてはいけなかった」と語った。

ハリウッドでは性的暴行などで逮捕・起訴された大物プロデューサーのハーベイ・ワインスタイン被告による複数の女性へのセクハラ行為が昨年に発覚し、女優アンジェリーナ・ジョリーやグウィネス・パルトロウら大物女優たちも過去にセクハラ被害を受けたことを告白していたが、キッドマンはクルーズの妻となったことでセクハラ被害に遭うことはなかったようだ。(ロサンゼルス=千歳香奈子)