生田斗真(34)が26日、都内で行われた「劇団☆新感線」の本公演「いのうえ歌舞伎『偽義経冥界歌(にせよしつねめいかいにうたう)』」(来年3月8日初日)の製作発表会見に出席した。同作に主演し、源義経になりすます奥華玄九郎国衡を演じる。

「劇団☆新感線」の舞台の出演は4作目。現在、同劇団は、客席が360度回転する東京・豊洲のIHIステージアラウンド東京で「メタルマクベス disc3」を上演中。「2年間客席をぐるぐると回していた皆さんが、今度は自ら地方都市をぐるぐるまわるという企画で、楽しみでワクワクしています」と話した。今作は同劇団39周年作品で「サンキュー興行」がテーマ。「地方の皆さんにも、たくさんのサンキューを届けたいなと思っております」と意気込んだ。

生田の弟役を演じる中山優馬(24)は、同劇団の公演に初参加となる。「すばらしいキャストの皆さんとご一緒させていただけると聞き、ありがたく、少し緊張もしていますが、斗真くんの弟ということで、僕は兄がいないので、兄貴ができたことをうれしく思っています。楽しみながら自分の役を全うしたいです」と笑った。「斗真くんとは、僕の方から勝手にお見かけするだけだったので、ご一緒できてうれしいです。ジャニーズ事務所でも、完全なる役者の先輩。山本亨さんが『俺、斗真好きなんだよ』とおっしゃっていました」と明かした。

中山との初共演を受けて、生田も「今までそんなに共演経験もないですし、同じ会社にいながらこういう機会はなかなか無かったので、一緒にお芝居できることすごくうれしく思います」と喜んだ。「まあ、役柄上ですけど、本当に弟ができたみたいな気持ちです。僕は実際に弟(フジテレビ生田竜聖アナ)がいて、アナウンサーやってますけど、この公演の期間中は、優馬のほうを本当の弟としてかわいがっていきたいと思います」と言い、笑いを誘った。

同劇団の公演に初参加の藤原さくら(22)は「非常に皆さんよくのまれるということをうかがったので、負けじと食らいついていこうと思います」と意気込み、笑いを誘った。

りょう(45)橋本さとし(52)橋本じゅん(54)早乙女友貴(22)らも出席した。

同作は源平時代、源義経が奥州にかくまわれていたという史実をベースにした時代劇。誤って遮那王牛若(源義経)を死なせてしまった奥華玄九郎国衡(生田)は、周囲と口裏を合わせて源義経になりすますことになる。笑いあり、殺陣やアクションありの作品だ。来年3月8日から大阪・フェスティバルホールで上演し、4月に金沢、長野でも上演予定。20年2月には東京・TBS赤坂ACTシアターで、同4月には福岡・博多座で上演する。