女優安藤サクラ(32)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」(午前8時)の28日に放送された第51話の平均視聴率が21・1%(関東地区)だったことが29日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の23・8%。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「HERO」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏(55)、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏(50)が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜(14)が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目(1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり)の主題歌を担当する。

あらすじは、萬平(長谷川博己)は健康食品「ダネイホン」の試作品を改良するが、うまくいかない。そんな中、神部(瀬戸康史)がタカ(岸井ゆきの)に手を出していると噂が流れる。鈴(松坂慶子)は神部に「タカをたぶらかしたら許さない」とくぎを刺す。萬平と福子(安藤サクラ)は夫婦ゲンカをしていたが、福子の夢枕に咲(内田有紀)が立ち、萬平を助けるように言う。一方、会社では仕事が多いと不満がたまっていた「塩作り組」と「ダネイホン」開発チームが衝突し、ケンカとなる。福子と仲直りした萬平は、「みんなでダネイホンを作ろうと思う」と社員に話すが、空回りしていた。