「水戸黄門」などで名悪役として活躍した俳優の石橋雅史さんが、19日に心不全のため亡くなったことが22日、明らかになった。85歳だった。

この日までに、家族の名義で「さよなら、感謝」というタイトルのブログが投稿された。「石橋雅史は平成30年12月19日、午前9時7分 心不全により、その歩みを終えました 享年85歳」と報告。「『人生 今日もいのちがけ』『負けてたまるか』文字では書いても、普段そういうことを口にすることは一切ありませんでした 黙って、ひたすら辛抱強く生きたひとでした」とつづられた。さらに「これまでながい間応援していただき 本当に、本当にありがとうございます 眠りについたその顔は とても幸せそうでした」と伝えられた。

石橋さんは「大江戸捜査網」「水戸黄門」「大岡越前」などの時代劇シリーズを中心に名悪役として活躍した。今年4月には、感染症のため、人生で初めて1カ月入院したと報告していた。