NHK連続テレビ小説「まんぷく」でヒロイン、立花福子を演じる女優の安藤サクラ(32)と今井鈴役の松坂慶子(66)が節分の日の3日、大阪・成田不動尊の節分祭に参加した。

安藤はオレンジ、松坂は紫のかみしもを身につけて境内の大舞台に登場すると、「福ちゃ~ん」「鈴さん~」と声援が上がった。

安藤らは名物の落花生を両手に握り「福は内!」と掛け声をかけながら約2万2000人の参拝者の前で元気に豆をまいた。

不動明王が祭られた境内には鬼がいないとされる。そのため、掛け声は「鬼は外」は言わず「福は内」のみ。安藤らが豆をまくと、境内に集まった参拝客が「待ってました」とばかりに、両手を広げ、紙袋の花を咲かせた。

豪快に豆をまいた安藤は「なかなか経験できないことをさせていただき、とてもありがたいです。成田山の豆まきは『福は内』としか言わないので、すがすがしい気持ちでした。お客さんからもたくさん声をかけてもらいましたが、豆まきの日に『福ちゃん!』と呼んでもらえてうれしく思いました」とコメントした。

劇中の口癖となる「武士の娘~」の声援を受けた松坂は「大阪らしく、おごそかな中にも活気がありました。護摩をたいて清めていただいたので、『まんぷく』の撮影ラストスパートに向けてとてもいい送り出しをしていただきました」と話し、「『お母さん!』とか『武士の娘!』と呼んでいただき、親しんでいただいていることを肌で感じられました」と喜んだ。